May 30, 2007

フィリピンツアーの準備その②

台湾は東南アジアに含まれているか?
最近この問題について、考えています。別にそれは大きい問題ではないけど、なんとなく東南アジアと視されたくないですって個人的な考え方。前回の本では結構古い本で、台湾は東南アジアと扱われているような読み方なんだけど、本書では台湾と東南アジアは区別されている。「その取材のために、90年3月から六月にかけて、まず韓国、台湾、それから東南アジアはフィリピン、タイ、マレーシア、インドネシアを回りました。」(P12)にはっきり掲載してある。ここまで読んで、私はやっとこの本に興味持つようになった。それにしても、私は台湾とフィリピンの部分だけを取って読んだ。

実は、私はフィリピンについて、全然知らなかった。全然といっても、興味がないから、知ろうとしなかった。ただ、危ないところとか、危ないよしかという情報しか持たない。この本には、フィリピンはどんな綺麗とか安全なところだよと書いてなかったけど、読んでから、少し安心感が沸いてきた。安心というより、それひどくないと自分の中で考えている。実際はどうなのかはやっぱり言ってからいえるもんだろうけど。なぜ、少しほっとできるようになったかというと、台湾の状況も書かれてあるからだ。

アメリカに関わって、繋がっている沖縄、フィリピン、台湾、韓国。もしかしてアジア全体??

たとえば(p61~)、セックスツアー・マップのこととか、基地の売春問題とか、それは台湾も同じような話題があった。そして、基地の問題について、沖縄でも結構話を聞いたことがある。フィリピンにはまた別のような状況になるかもしれないけど、なんとか予想がつきそうだから、非常に不安な気持ちがちょっと落ち着く。

141~フィリピンと台湾に共通する問題

先住民の観光問題だそう。「ところが問題なのは、バギオが中心なんですけれどコルディレラ地域の開発で、台湾の場合とそっくりで、先住民の人たちを追い出すという結果になっているということです。」大体私は台湾の先住民のことが詳しく知らなかったです。本書に書かれてあるウーライのことだって、あまり知らなかった。

ガードされた日本人の観光!(178)

「『日本人の観光旅行は非常に短い時間に、グループで旅行するので、その地域の人たちと接触するということは一切ない、非常に保護された旅行のしかただ』と。一人一人が自立して、相手の国の人々の生活や文化や歴史を知ろうというんではなくて、集団で、ありきたりの観光名所を駆け足で見物して、決められたところでショッピングして、男はナイトライフに団体で出かける。」それは全部の日本人ではないと思うけど、大体団体旅行の人はみんなそうなっていると思う。それは私は団体旅行に参加したら、多分同じようなことをしちゃうかも、でも、それは地元の人に失礼なことだし、自分にとって、異文化体験のメリットにもならないと思う。アジアの中で、高校生で卒業旅行が海外行けそうな国はもしかしたら日本しかいないんじゃないのかな?(中国も最近そういう力になったのかもしれない)海外で、こんなガキグループにあったら、最悪だと思えるぐらいいやです。特徴はうるさくて、ガイドの言うことに聞かない振りして、大騒ぎで日本語をしゃべったりする。日本で抑圧されたものは完璧に発揮しようとした。ちょっと言いすぎかもしれないけど、なんか気に入らない。

相互理解のためのルーリズムを(180)

スタディ・ツアーといっても、やっぱり一方的じゃよくないと思う。そうしたら、やっぱり送り出し国のグループが理解しようとして、受け入れ国はどう思うか。たとえば、今回はフィリピンツアーに行くことで、向こうで学生とか一緒に協力してくれる人が出会えたら、向こうも台湾に来てもらいたいと思う。お金が問題か?!だから、NGOとかは重要ですね。

とりあえず、フィリピンへ行くのはやっぱり心配だけど、勉強になるものがたくさんあると期待します

松井やより(1993)。アジアの観光開発と日本。東京:新幹社。

>>>http://www.amazon.co.jp/gp/product/toc/4915924416/ref=dp_toc/503-9843040-0184743?ie=UTF8&n=465392

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